目の病気
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霰粒腫ができやすいのはなぜ?
まぶたに「しこり」ができて、なかなか治らない…それは霰粒腫(さんりゅうしゅ)かもしれません。霰粒腫は、まぶたの縁にある「マイボーム腺」という油を出す腺が詰まって炎症を起こし、しこりとして残ってしまう病気です。油の出口がふさがれる「マイボーム腺梗塞」がきっかけとなり、そこに炎症反応が起こることで霰粒腫ができます。
霰粒腫は痛みがないことも多いのですが、大きくなると見た目が気になったり、手術が必要になることもあります。では、どうすれば予防できるのでしょうか。
大切なのは まぶたの清潔(lid hygiene:リッドハイジーン) です。たとえば、
- 蒸しタオルや専用アイマスクでまぶたを温め、油をやわらかくする
- お風呂に入る際、まぶたが温まったところでマイボーム腺が存在するまつ毛の付け根付近をベビーソープなどの低刺激の石鹸を使用し、マッサージしながら丁寧に洗う
といった毎日のケアが効果的です。日常的にまぶたのケアを取り入れることで、マイボーム腺の詰まりを防ぎ、霰粒腫のできやすさを減らすことができます。