日帰り手術・治療
当院での手術に対するこだわり
どんな手術でも、術中の痛みが強くなれば手術を受けられる方の緊張は高まり、手術中の操作が難しくなってきます。
良い手術結果を得るためには、痛みを可能な限り抑えることとリラックスできていることが重要だと考えています。手術中にスタッフが手を握っておくことで、手術を受けられる方の緊張が解け、スムーズに手術が行えることを何度も経験しています。
麻酔を工夫し医師、スタッフが細かなことに目を配ることで、安心して手術を受けていただけるよう心がけています。
笑気麻酔
笑気は鎮静作用に加えて鎮痛作用を持っています。つまり笑気吸入鎮静法を用いればリラックスすると共に痛みを感じにくくもなります。吸入すると速やかに効果をあらわし、中止すれば直ちに排泄されるという性質を持っています。吸入中止後数分で帰宅可能となるのはこのためです。
小児歯科でも使用されるくらい体への負担が少なく、呼吸器や循環器にほとんど影響を与えません。心臓に障害を持っている患者さんにも安全に使用できます。
日帰り手術にあたり
患者様と付き添いの方のご負担を軽くし、手術後は慣れたご自宅で休養できるよう、当院で行うすべての手術を日帰りで行っています。
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手術当日のご来院とご帰宅は、可能な限り、
付き添いの方同伴でお願いいたします。 -
手術前のお食事、常用薬の服用は、
手術内容によりお控えいただくことがあります。 -
手術当日の車の運転はお控えください。
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入院が必要な場合には、
林眼科病院などの連携施設をご紹介しております。
主な日帰り手術・治療
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白内障
主な症状
かすんで見える
どんなに調整しても眼鏡が合わない
明るいところへ出るとまぶしく、見にくい
ものがぼやけて二重・三重に見える
白内障とは、目の中のレンズ(水晶体)が濁ってくる病気です。
白内障が進行すると、視力が低下しまぶしさやかすみ目の原因となります。
ほとんどの場合は老化が原因ですが、アトピー、糖尿病などの全身疾患やステロイド剤を長期間使用した場合に起こることもあります。
治療・手術
白内障の進行を遅らせる方法として点眼薬が用いられますが、点眼薬では白内障を完治させることはできません。
白内障が進行して見づらさを感じる場合には、にごってしまった水晶体を取り出し人工の眼内レンズに入れ替える手術が必要となります。
手術は点眼麻酔で行い、手術中や手術後に目が重く感じることはあっても痛みはほとんどありません。
当院では白内障手術装置として世界的に安全性で定評のあるアルコン社CENTURION®を導入しております。2mm程度のきわめて小さな切開創で丁寧に手術を行い、術後の炎症を抑え視力回復をうながし早期に社会復帰していただけるよう心がけております。
不安、緊張を取り除きリラックスして手術を受けていただくため笑気麻酔や安定剤の服用を積極的に行っています。
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眼瞼下垂
主な症状
まぶたが重く、目が疲れやすい
肩こり、頭痛がある
おでこに深いしわがある
二重の幅が広くなった
眠そうな目と言われる
眼瞼下垂はただ単に見た目の問題だけではなく、日常生活に大きな支障を来たすこともあります。視野が狭くなる症状のほかに、下がったまぶたを額の筋肉を使い持ち上げることにより慢性的な肩こりや頭痛、眼精疲労の原因になっている場合があります。
当院では開設当初から眼瞼下垂手術に力を入れています。眼瞼下垂の手術を受けられた方から、「ここに来るまで加齢なので仕方ないものと考えていたし、手術ができるとは思ってもいなかった。」「手術後、目の奥の痛みや肩こりがなくなった。こんなに良くなるのなら早く手術を受ければよかった。」と言われることが度々あります。
眼瞼下垂手術は単に見栄えを良くするだけではなく、上記の症状を解消することができますので、高齢であっても当院では積極的に手術を行っています。
治療・手術
一人ひとりの病状、ご希望により手術方法は異なります。今まで培ってきた経験から、いくつかの手術方法を組み合わせることもあります。まぶたの皮膚の厚み、筋肉の状態は個人差が大きく、術者のこだわりがより良い結果につながると信じて行っています。
また当院では出血を最小限にし、術後の腫れを可能な限り予防するため、レザック社のCO2レーザーを導入しています。
高いエネルギーを狭い範囲に集中して、照射間隔を長めにとりながらあてる「ウルトラパルス」という機能を搭載しています。術中・術後の痛みを和らげることができます。
挙筋前転術
眼瞼挙筋というまぶたを開いたり閉じたりするための筋肉と腱膜を瞼板にしっかり固定し直す手術を行います。眼瞼皮膚切除術
まぶたは上がっているが、たるんだ皮膚で目が小さくなっている場合は、余分な皮膚の切除手術を行います。 二重の部分で皮膚を切除する方法や、まゆげ下の厚い皮膚を切除(眉毛下皮膚切除)する方法があります。当院では局所麻酔で手術を行い、両目で手術時間は約40分です。
リラックス麻酔
緊張を取り除きリラックスして手術を受けていただけるよう最大限配慮しています。
あらかじめ麻酔クリームを使用して最初の麻酔注射の痛みを和らげるようにしています。また小児の歯科治療でも使用される安全性のため笑気麻酔を使用したり、不安緊張を取り除く薬を服用していただくこともあります。
術後の注意点
手術終了時には創部に軟膏をつけますが、眼帯はしないため視界をさえぎることなくお帰りいただけます。
手術後3日間は保冷材でしっかりまぶたを冷やしていただくことで、腫れが引きやすくなります。それでも手術後1週間はまぶたの腫れが目立ちますが、1か月ほどで徐々に引いていきます。
手術翌日から洗顔、洗髪が可能で、抜糸は1週間後に行います。
手術料金
まぶたが開けづらく、上方が見づらい等の眼瞼下垂が原因の症状がある場合は保険診療での手術が可能です。
保険診療で行う場合、瞼が重くて開けにくいという病気を治すことが目的ですので、美容的な見た目の細かい要望や術後の修正は想定されていません。
見た目にこだわる方は自費診療での眼瞼下垂手術も可能です。
自費診療の場合にはまぶたの腫れぼったさを改善させる脱脂術を併用し、ご希望があれば半年間は修正を追加料金なしで行います。
なお他院で手術された後の修正手術は自費診療となります。
自費診療 料金 眼瞼下垂(片目) 180,000円 眼瞼下垂(他院修正 片目) 230,000円 -
涙目
主な症状
たまった涙で常にうるうるしている
涙が流れ出て止まらない
常にハンカチが手放せない
治療・手術
涙が鼻に抜けていく通り道を涙道といいます。この涙道が狭くなったり詰まっているのが涙目の原因です。涙のよどんだ涙道内に細菌が急速に増えてくると急性涙のう炎となり、目頭が赤く腫れて強い痛みを伴うこともあります。
手術は局所麻酔をしたあと、径1mmほどの細い涙道内視鏡を涙道に入れて詰まっている部分を開通させ、細いチューブを3か月間入れておきます。これにより涙道を広げ涙の通りが良くなります。
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緑内障
緑内障とは、視神経の病気で、視野が徐々にかけてくる病気です。
緑内障が進行し見えなくなった場合、もう一度見えるようにする治療方法はありません。
緑内障の治療は、眼圧(目の硬さ)を下げて緑内障の悪化を抑え、
少しでも見える期間を長くすることです。
緑内障で失明しないようにするため大切なことは、
できるだけ緑内障を早く発見し、早く治療を始めることです。
緑内障の視野悪化
緑内障が進行すると、徐々に視野欠損(見えない部分)が拡大していきます
治療・手術
点眼治療
眼圧を下げるために点眼治療を第一に行います。目標の眼圧に下がれば点眼を続け様子を見ていきます。しっかり点眼をしていても緑内障が進行することはよくありますので、見え方に変わりがなくても定期的に診察や検査を受けることが重要です。
視野検査を行い視野が悪化してくるようなら、点眼薬を増やしたり変更したりして、極力進行を抑えるようにしていきます。
点眼治療を行っても緑内障が悪化する場合には、手術を検討します。
低侵襲緑内障手術
当院では従来の方法より目に負担のかからない低侵襲緑内障手術(MIGS)を行っています。緑内障手術は点眼の効きにくい難治性の緑内障のみ適応でありましたが、短時間で行うことができる手術であることから、軽度から中程度の緑内障へと適応範囲が広がってきています。
当院での低侵襲緑内障手術
線維柱帯を直接切開するために開発されたマイクロフックを用い、線維柱帯切開術を行います。線維柱帯とは、いわば目の中の排水溝のような所です。緑内障では、この排水溝が目詰まりし目の中の水(房水)の排出が悪くなるため眼圧が上がりやすくなります(目がかたくなる)ので、繊維柱帯を切り開き房水を目の外へより排出しやすくします。つまり排水溝のそうじをして水の流れを良くするのと同じです。
手術は数分間で終わります。特に緑内障をお持ちの方が白内障手術をするときに、同時に低侵襲緑内障手術も行えば手術後は緑内障点眼の本数が減らせたり中止できることもあり、おすすめしています。
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下眼瞼内反症
下眼瞼内反症とは、下まぶたが内側に入り込み、まつげが目にあたって異物感や充血、涙目の原因となります。
治療・手術
手術で下まぶたを外側に向けることでまつげの方向を変えます。これにより症状が改善し、頻繁にまつげを抜く必要がなくなります。
切開法
皮膚を切開するためしばらく傷が目立ちますが再発が少ないです。埋没法
ごく小さな切開を数カ所行い、糸を皮膚の下に埋め込みます。大きく切開しないため術後の腫れは目立ちにくいですが、切開法に比べ術後に再発しやすい傾向にあります。 -
硝子体手術
硝子体手術とは眼の硝子体と呼ばれる組織を除去し、網膜硝子体の病気を治す手術です。
当院では硝子体手術を安全に行なうために導入した米国アルコン社製の[CONSTELLATION®]は、従来の手術装置より高い安全性を追求した最新鋭の硝子体手術装置です。
この手術装置を使用することで、白目に開ける3か所の創口が0.5mmときわめて小さくできます。これにより手術時間が短縮され術後の回復が早く、日帰り手術で行っていますので早期の社会復帰が可能となりました。
硝子体手術は白目の部分から非常に細い器具を眼内に挿入し、硝子体の切除や網膜の治療を行います。硝子体カッターにより、出血や混濁した硝子体を切除して吸引除去します。
また病気によっては、網膜上に張った膜を細長いピンセットの様な器具で除去したり、網膜の穴の部分をレーザー光線で固めます。
当院で硝子体手術の適応となる病気は、黄斑上膜、増殖糖尿病網膜症、硝子体出血、網膜静脈閉塞 などで、多くの場合白内障手術も同時に行います。
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顔や腕のシミ
(IPL光治療 自費診療)白内障手術後によく見えるようになり、特に女性から顔のシミが気になるようになったとのお声をいただくことが多くあります。
視力が改善し、さらに若々しく生き生きと人生を謳歌していただけるよう美肌光治療をお勧めします。IPL(Intense Pulsed Light インテンス・パルス・ライト)という特殊な光を肌に照射することで、メラニン色素や毛細血管にダメージを与え、シミやくすみなどのお肌の悩みを総合的にケアできる治療法です。また、コラーゲンの産生を促し肌のハリ・血管を改善し、肌の内側から美肌へと導きます。
この治療の大きな特徴は照射後の肌のダメージが少なく、施術後すぐにメイクもできる手軽さから、はじめてシミ治療をおこなう方や、レーザー治療に抵抗がある方、日常生活に支障なく治療したい方に非常に人気です。 こちらは月1回の治療を計4回行うこと(1クール)で、より効果を実感していただけます。
自費診療 料金 IPL 1回 8,900円 「自由診療」のため、同日の保険診療は出来ません。
院長が片腕だけ2回IPL治療を行いました。
以前から気になっていた日焼け後のシミが、光照射し数日後にはポロポロと落ちていき大変驚きました。
ぜひお試しください。効果を実感し定期的に顔にもIPL治療を行っています。